アレルギーの交代
全身性の疾患、たとえば、伝染病、肝炎、腸カタル、または大きい手術を受けたりすると、リンパ節をはじめ抗体をつくる細胞がすっかりいれかわったり、かぶれの抗体をつくる働きを忘れて、新しい抗体をつくる働きだけに専念するようになることがあります。
思春期、結婚、妊娠、出産、更年期などホルモンの大きく変化する年齢期になると、アレルギーが交代することもあります。
実際にがんこなうるしによるかぶれや、豚肉によるじんましんが自然に治ったり、逆に発病したりします。
これを俗にアレルギー体質がかわったとか、過敏体質になったとかいわれます。
皮膚科医が、種痘ワクチンや腸チフスワクチンをアレルギー患者に投与するのを、人工的に抗体産生を変調させる療法、つまり体質改善療法とか、変調療法とよぶのはこの理由です。
砒素やその他の電金属剤を使うこともあります。
いずれにしても、特別な知識と経験を要するもので、専門医でなければ危険の多い治療法です。