湿疹の症状 2
発汗の多い部分の皮膚にだけ発疹し、夏に多く、秋冷のころには治ります。
これは汗疹性湿疹(あせも)の特徴です。
いずれにしても、大部分の湿疹は、数週間から2~3か月で、しだいに軽快治癒します。
わずかなしみを残すだけで、搬痕(永久の傷あと)は残しません。
これは急性湿疹とよばれます。
ただし、ニ次感染が強く、皮膚が破壊されると搬痕を残すこともあります。
湿疹が急性期のうちに治らないと、皮膚はかたく厚くなり、深いしわが縦横に走り、老人の首すじにみられる皮膚のように、汚い外観を示し、かゆみはいっそう激しくなります。
あるいは発病の初期から、こうした慢性型を示すものもあります。
慢性湿疹とよばれますが、赤みがうすく、灰白色になり、密集するとビダール苔癬ともよばれます。
中年以降の人、ことに婦人のえりくびに好んで発生します。
慢性湿疹は半年から数年、ときには10年以上も治らずに経過します。